高次脳機能障害って?
事故や病気により脳が損傷された結果、記憶、注意、遂行機能、言語といった認知面および感情や行動などに生じる障害を「高次脳機能障害」と呼びます。
外見上はわかりにくいため、「見えない障害」といわれることもあります。
「覚えられない」「忘れやすい」など、認知症と症状が似ていますが、認知症のように症状が進んでいくわけではなく、リハビリや環境を整えたりする中で、多くはゆるやかに改善していくと言われています。
主な原因は?
- ●脳血管障害
- 脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」、「くも膜下出血」があります。
発症部位、障害部位により、発症する高次脳機能障害はさまざまです。
- ●外傷(交通事故など)によるもの
- 交通事故、転落などの不慮の事故、スポーツ事故などにより、頭部へ急激に強い力がはたらいて脳自体にダメージが加わり、意識障害や運動機能障害、高次脳機能障害を引き起こします。
- ●その他の疾患によるもの
- 脳炎などの感染症や脳腫瘍、低酸素脳症やアルコールなどの中毒等により脳がダメージを受け発症します。
わかることは限られますが、現在できること、しにくくなっていることが少しでもわかれば、今後の対応が考えやすくなるかもしれません。
監修・運営医師のご紹介
- いわた脳神経外科クリニック 院長 岩田 亮一
- 医師・医学博士/脳神経外科専門医/脳血管内治療専門医
(日本認知症学会・日本頭痛学会・日本脳卒中学会 所属)
脳外科医として関西医大で14年間勤務。大学時代は、脳腫瘍や脳卒中の手術治療や研究を精力的に行ってきました。
脳血管内治療(カテーテル治療)の専門医でもあり、くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断で手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、ただの頭痛ではなく脳の病気であり治療が必要です。メタ認知で治す頭痛治療をモットーに頭痛からの卒業を目指しています。
院長の私自身も頭痛持ちですが、生活環境の整備やCGRP製剤による治療により克服し、毎日頭痛外来で100人以上の頭痛患者さんの診療を行っています。我慢しないでその頭痛一緒に治療しましょう。
詳しい医師のご紹介はこちら