遂行機能障害
物事を計画し、それを実際の行動に移す過程の障害です。論理的に考えることや、問題を解決すること、推察することが難しくなります。
日常での現れ方
- 物事の優先順位が決められない
- 要点を絞り込むことが難しい
- 物事を段取りよく進めることができない
- 柔軟性が乏しく、効率よく対応できない
- 見通しが立てられず、1つ1つ指示されないとできない
- 必要に応じて誤りを修正し、計画を変更することができない
- 予期せぬ出来事が起きると、混乱し、行動が止まってしまう
- 何から始めてよいかわからず、自分から行動を開始できない
- 話し手の意図が理解できない
- 仕上がりを気にしない
対応のヒント
- あいまいな指示は避け、具体的に伝える
→いつ・どこで・誰が・何を・どのように行うか、その結果どうなるか
- 予定や手順は、図や文字でかいて、視覚的にわかるようにする
- 作業リストを作り、一つ終えてから次にとりかかるようにする
- 頻繁に立ち止まり、その都度確認する
- 混乱して修正しづらくなったら、作業を中断し、他者の助けを求めるようにする
- 予定は、予習、実行、復習するようにする
- 時間に余裕をもって行動するようにする