『片頭痛発作治療薬ガルカネズマブ・エムガルティ』注射予防薬治療を開始いたしました
日本国外では既に使用が開始されている『片頭痛発作治療薬ガルカネズマブ・エムガルティ』が日本でも使用可能となりました。
エムガルティ「在宅自己注射」が解禁されました
片頭痛治療薬『エムガルティ』はこれまで通院いただく必要がありました。
2022年5月より「在宅自己注射」が可能となりましたので、通院の手間が軽減されることで患者さまの負担軽減につながります。
治療方法
- 月に一度、自己注射を実施します。ご自身で実施できるまで指導いたしますのでご安心下さい。
期待できる報告されている効果
- 注射翌月より頭痛日数が約半分に
- 半年間の継続使用で60%が発作日数が半減、30%が75%減、10%が発作が消失
料金
- 初 回:約1,000円
自己注射の方法や値段についての説明をします。
初診時に MRI検査が必要な場合は別途検査費用が必要です。 - 2回目以降:約5,000円
再度、自己注射の方法を説明し、自己注射を実施して頂きます。
当院は、院外処方です。別途注射薬や処方料の費用が薬局でかかります。
1本 約15,000円(3割負担)です。
健康保険証の種類によっては、負担金が安くなる付加給付金制度がございますので、ご自身がご加入の健康保険組合へお問い合わせください。

対象者
- 片頭痛発作が月4日間以上がある方
治療の流れ
初診
- 問診・診察・面談・採血検査
- 必要に応じてMRI検査
翌日以降
- ご来院頂き自己注射を指導いたします。
- お体に変化がない場合は1か月後に自己注射となります。
自己注射が安心して実施できるようになりましたら、最大3か月分を処方いたします。
エムガルティの投与間隔
- Q) エムガルティ(ガルカネズマブ)の投与間隔は1か月に1回投与ですが、打ち忘れや投与スケジュール等でどのくらい前後してもいいですか?その場合、その次の投与はいつ投与すればいいですか?
- A) 投与予定日の前後2日間のずれは許容されています。投与間隔が1か月を超えた場合は、速やかに投与し、以降は1か月間隔で投与してください。
詳細はエムガルティ「自己注射をされる患者さんへ」をご覧ください。