失認
ある感覚を介して、対象物が認知できなくなる障害です。
視覚失認、聴覚失認、身体失認などがあります。
日常での現れ方
- 視覚失認
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- ハサミを見てもそれが何であるかわからず、名前もいえない
しかし、触ればハサミとわかる - 階段が平面に見え、立体的にとらえられない
- ベッドとシーツ、ベッドの下の床面が識別できない
- ハサミを見てもそれが何であるかわからず、名前もいえない
- 相貌失認
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- よく知っている人の顔がわからない。しかし、声などを聞けばわかる
- 聴覚失認
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- 話、環境音が聞き取れない。しかし、見たり触ったりするとわかる
- 身体失認
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- 麻痺のある手足が自分の体の一部であるという認識が薄くなる、または他人の手足という
対応のヒント
- 保たれている感覚を使って、それが何であるか確認できるように関わる
例えば、目で見てわからなくても、手で触って動かしてみると何かがわかることも
- 体を認識できるよう、自分自身で体を見たり触れたりしてみる
- 体を動かし使用する機会を作る。