市販薬で我慢してませんか?
頭痛の根本的治療ができるのは「医療」のみです。
当院の頭痛チームと⼀緒に頭痛の治療を始めましょう!
頭痛専門外来とは
その頭痛、我慢しないで治療しましょう。
頭痛は、見に見えないため、他の人からはその苦しみが理解されず気のせいなどと流されてしまう場合があります。しかし、頭がぼおっとするといった軽い症状でも、脳腫瘍など重篤な疾患が潜んでいる可能性もあります。また突然の激しい頭痛などは、クモ膜下出血などの可能性もあり緊急で対応する必要があります。
脳は、頭蓋骨に囲まれており、外からは病態を評価することが困難です。MRI検査は、脳内を高精細に評価することが可能です。放射線被曝もなく安全に受けることができます。当院は開院以来、このような疾患を即日診断し、即日で連携病院につないできました。
また当院は、頭痛治療にも力を入れています。他院でMRI検査を撮影して、異常がないと言われた患者さんに対しても、ただ鎮痛剤を処方するのではなく、きちんと病態を見極めた上で病態を解消する治療を行っています。当院の頭痛専門外来で、頭痛からの解放をお手伝いさせていただきます。頭痛は脳だけでなく、全身性疾患の問題から出現することもありますので、脳と体の両面からアプローチしております。
チーム医療
わたしたちが皆様の頭痛からの解放をお⼿伝いさせていただきます
診察の流れ
- STEP1 WEB予約
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当院のウェブサイトやLINEから、24時間予約が可能です。
WEB問診を⼊⼒いただくと、当⽇の診察がスムーズに受けられます。
- STEP2 来院
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マイナンバーカードや保険証をご提⽰いただきます。
紹介状をお持ちの⽅は受付にお渡しください。
- STEP3 診察
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頭痛専⾨医による診察を受けていただきます。
必要に応じて検査をします。
- STEP4 検査
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怖い頭痛なのか怖くない頭痛なのか調べるために検査します。
妊娠の可能性が⾼い⽅、閉所恐怖症の⽅は事前にお知らせください。
- STEP5 結果説明
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当⽇は結果説明させていただきます。
症状が深刻な場合、連携病院への紹介も⾏います。
軽度な症状でも、当⽇治療を開始し、頭痛看護師からの説明を受けることも可能です。
- STEP6 会計
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お会計は⾃動精算機でお願いします。
また、次回の予約も受け付けております。
新型コロナウイルスの後遺症にみられる「頭痛」にも対応します
新型コロナウイルスに罹患したのちに見られる後遺症の症状のひとつに「頭痛」があります。当院では頭痛治療に力を入れておりますので、様々なアプローチで対応させていただきます。
お困りの場合は、一度ご相談ください。
片頭痛の救世主「CGRP製剤」の登場
片頭痛の分子レベルでの病態解明が進み、分子標的薬が登場しました。
当院でも既にたくさんの患者さんが、片頭痛の頻度と程度が軽くなり、日常生活が変わったことを実感されています。内服薬がほとんど必要なくなり、頭痛の心配から解放されたと嬉しいお声を聞いています。快適な日常を一緒に取り戻しましょう。
よくある質問
頭痛外来に行った方がよい目安はありますか?
クリニックを受診する際には、病院とは異なり紹介状などは必要ありません。軽い症状だと思っていても、頭が「ぼおっとする」といった症状から脳腫瘍が見つかることもあ
ります。気になる症状があれば、自己判断せずに気軽に受診してください。
恐い頭痛を疑うべき症状として、急に出現した頭痛、癌の既往歴がある場合、手足の麻痺などの神経症を伴う頭痛、40歳以上で初めて発症する頭痛、いつもの頭痛とパターンが異なる頭痛、姿勢によって悪化する頭痛、咳・くしゃみ・運動で悪化する頭痛、徐々に悪化していく頭痛、外傷後の頭痛、市販の頭痛薬を頻繁に使用している場合などがあります。このような頭痛がある場合は、MRIで脳や脳血管を評価する必要があります。
頭痛外来でわかることは何ですか?
頭痛の原因は、国際頭痛学会によって300種類以上に分類されています。
まずは、MRIで命に関わる危険な頭痛を除外します。脳卒中や脳腫瘍などの緊急性がある場合は、連携病院と協力して迅速な治療を行います。MRIで異常がない場合は、頭痛そのものの原因を診断します。
頭痛外来で治療対象となる疾患の中で、片頭痛が最も多いです。片頭痛は様々な誘因で発症します。頭痛ナースによる生活指導、頭痛心理士によるストレスマネージメント、そして薬物治療があります。薬物治療には痛みを抑える急性期治療薬と、頭痛そのものを治す予防治療があります。個々の患者さんに応じて適切な治療を提供します。
偏頭痛(片頭痛)は病院に行くべきですか?
片頭痛というと軽い印象があるかもしれませんが、実は片頭痛は脳の病気です。
三叉神経や脳血管で炎症が起こることで生じます。片頭痛は単なる頭痛ではなく、学校や会社を休んだり、寝込んで嘔吐したり、日常生活に支障が出る疾患です。片頭痛は命に関わることはありませんが、学校生活や仕事に支障をきたすため、日本での経済損失額は年間2兆円にも達すると言われています。
適切な知識なしに市販薬だけで様子を見ると、悪化してしまうケースが多いです。片頭痛は最新医療の力で治る時代です。我慢せずに治療しましょう。
頭が痛いとき何科に行けばよいでしょうか?
頭痛がある場合、まず脳に異常がないか脳外科を考えるかもしれません。病院の脳外科は、命に関わる脳卒中や脳腫瘍の手術などが主な治療です。そのため、限られた資源の中で病院で片頭痛の治療まで行うことは難しいです。
一方、クリニックには入院設備や手術室はありませんが、MRI検査や頭痛の治療を行うことができます。頭痛に特化したチームが治療を提供する頭痛外来をおすすめします。
頭痛は、インフルエンザなどの風邪でも生じます。発熱がある場合は、まず内科による全身診察を受けることをおすすめします。
頭痛外来は頭痛がない時でも受診できますか?
ドラッグストアで市販の頭痛薬は簡単に手に入りますが、鎮痛剤だけで頭痛の治療を続けていると、慢性化したり薬物依存になってしまう可能性があります。
市販薬で効果がなくなってから受診される方もいますが、医療機関でしか処方できない頭痛薬もあります。頭痛薬の種類は多岐にわたり、個々の患者さんに応じて最適なものを選択します。
病院に行くメリットは、鎮痛剤だけでなく予防薬を使用して、頭痛からの卒業を目指した治療を受けられる点です。専門的な診断と治療を受けることで、より効果的な頭痛管理が可能になります。
他の病院でMRIで異常がないと言われましたが、受診できますか?
頭痛で病院を受診し、脳卒中などを疑って脳MRI検査を受けることはあると思います。その時に異常がなくても、動脈解離や脳静脈洞血栓症など、初期には画像所見が乏しく早期診断が難しい場合があります。
時間が経過してから初めて画像所見が顕在化することもあります。また、MRIで異常がない場合でも、頭痛外来では頭痛の診断と治療を行います。
頭痛で病院に行くメリットはありますか?
はい、もちろんです。
患者さんの中には、頭痛が出てから駆け込みで受診される方も多くいます。中には鎮痛剤をあえて飲まずに、頭痛がある状態で受診される方もいます。頭痛発作時には点滴などの治療も行います。頭痛外来では、頭痛があるときも、頭痛がないときも含めて診療を行います。
片頭痛には、頭痛発作が起こる前に肩こりやあくびなどの予兆期、閃輝暗点などの前兆があります。頭痛がないときの状態も重要です。また、発作と発作の間にも不安や抑うつなどを合併している場合がありますので、頭痛で悩んだことがある場合は、頭痛がないときでも受診してください。
肩こりでも受診した方がよいですか?
肩こりという言葉は医学用語ではなく、注意が必要です。
筋肉痛であれば自然に治る場合もありますが、肩こりと感じる症状の中には、クモ膜下出血や動脈解離など命に関わる疾患が含まれることがあります。肩こりと自己判断せず、頭痛外来の受診をおすすめします。
実際、頭痛外来では肩こりで受診した患者さんの中で、週に2人ほど動脈解離などが判明し、病院に転送するケースがあります。これらの病気は決して珍しくありません。
また、肩こりは片頭痛の前兆としても現れることがあります。肩こりを緊張型頭痛と診断してしまうと、治療方針が異なるため注意が必要です。
子どもの頭痛も診れますか?
子どもの頭痛の原因としては、風邪に伴うものが最も多いですが、脳腫瘍やモヤモヤ病など脳の病気が原因である場合もあります。また、子どもも片頭痛を発症することがありますので、診断と治療を行います。
手術が必要な場合の連携病院はどこですか?
患者さんの希望に応じて、適切な病院を紹介することが可能です。
実績が多い連携病院としては、当院から近隣にある国立大阪病院、北野病院、済生会野江病院、藍の都脳神経外科病院などがあります。
偏頭痛はMRI検査が必要ですか?
片頭痛をMRIで診断することはできませんが、脳に異常がないかを必ず調べておく必要があります。脳梗塞や脳血管が狭している場合、トリプタンなどの薬を控えたほうが良いこともあります。脳の病気は頭痛の性状だけでは重篤な疾患がないことを担保することが難しいため、MRI検査は重要です。
頭痛治療の目標は?
頭痛治療の目標は、適格な診断と治療を行い、患者さんが頭痛から解放され、自分のやりたいことができるようにし、自分の人生を取り戻すことです。また、ずっと薬に頼るのではなく、薬の卒業を目指した治療を行っています。
MRI検査の費用は?
健康保険(3割負担)をご利用の場合、MRI検査の患者さん負担額は約6,000円~7,000円が目安です。