MRI検査当日結果報告・診断・治療について

脳の病気は予防と早期発見が最も重要です。
気軽に、気になったときに、すぐに診断できるように当日MRI検査による診断を行います。
緊急処置を要する場合は提携病院に速やかに転送いたします。
MRIとは
MRIとはMagnetic Resonance Imagingの頭文字をとった略称で、日本語では核磁気共鳴画像法といいます。
強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して臓器や血管を撮像する検査です。MRI検査では、様々な病巣を発見することができますが、特に脳や脳血管、卵巣、前立腺等の下腹部、脊椎、四肢などの病巣に関しては、圧倒的な検査能力を有しています。X線を使いませんので、放射線被ばくの心配はありません。もちろん痛みもありません。
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バナナをMRIで撮像したものをご覧ください。
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皮をかぶっていて中身は、切らないとわかりませんよね。MRIでは自由自在に断面を評価することができます。
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MRIで内部の詳細な構造を評価することができます。
脳も皮膚、頭蓋骨、硬膜などに包まれているので、中身は見えませんが、MRIで内部の詳細な構造を評価することができます。
さらに脳は、灰白質(脳の表面で神経細胞がいるとこと)と白質(灰白質の内側にあって神経細胞の連絡路)に分類されますが、MRIではCTと比較して、より鮮明に分離して評価することができますし、質的診断(形だけではなく、どのような成分からなるものかを診断すること)に向いています。
例えば、灰白質の消失はアルツハイマー病のような神経学的疾患の発症と関連しています。
MRIの利点と欠点
磁石は無害なため、放射線などの被ばくもなく、また、より精密に検査することができます。
ただし、CTなど、放射線を使った画像検査を行わないと判別できない疾患もあり、すべてMRIで判定できるものではありません。
病態に合わせた使い分けが大切です。
また、下記のいずれかに当てはまる方はMRI検査を受けることが難しい場合があります。
事前に一度、ご相談ください。
- 体内に金属が入っている場合
- 閉所恐怖症の方
- 姿勢保持ができない場合
MRI検査の料金
多くの疾患はMRIで診断でき、撮影条件(シーケンス)を変え診断していくこととなります。
- 撮影時間
- 15分
- 保険適用3割負担費用
- 7,000円が目安です
- 保険適用1割負担費用
- 2,300円
MRI検査の注意点
MRI検査は磁場と電波を使用しますので、心臓ペースメーカーなどの体内金属を埋め込みのある方は検査できない場合があります。詳しくは医師もしくは技師にお尋ねください。
- 手術や事故などで身体に金属が入っている場合やタトゥーやアートメイク、マグネットネイルがありましたら、検査をお受けできない可能性がありますのでご相談ください。
- 可能な限り金属類を避けた服装でお越しください。アクセサリーや下着のホック、補聴器や入れ歯、カラーコンタクト、湿布など取り外し可能なものは全て外していただきます。
- 整髪料も避けてください。
- 妊娠の可能性がある場合や狭いところが苦手な場合は事前にお知らせください。
GE社製Signa Creatorの特徴

- ●短時間検査・鮮明な画像
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最新の強力な磁場(磁石)を使用した1.5テスラMRI装置を導入することで、短時間で検査ができ、鮮明な画像で診断ができます。1.5テスラMRIの多くは大きな病院で導入されていますが、身近なクリニックで待ち時間も少なく検査を受けていただくことができます。
- ●検査を受けられる方に優しい設計
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・検査音の低減
一般的なMRI装置は検査の時に工事現場のような激しい音がします。導入したMRI装置は、検査音を低減し、検査時の音への緊張と不安をできるだけ軽減しています。
・安心いただけるデザインMRIは丸いトンネルの中に入っていただく検査ですが、トンネルの長さは従来に比べて短く、明るいデザインのため検査を受けていただきやすくなっています。
よくある質問
- Q) MRIで人体に害はないの?
- A) MRI検査が登場してすでに30年余になりますが、これまで繰り返し行っても、副作用が出たという報告はありません。 安心して検査を受けてください。
妊娠中のMRI検査について
妊娠初期も含めて妊娠中のMRI検査は安全です(ただし造影剤使用は不可)
カナダ、トロントのSt Michael’s Hospitalの産婦人科から報告された12年間1737件の胎児MRI(妊娠第1期)の児への影響に関する長期的調査研究※の結果
妊娠初期に胎児MRIを行った児は、行っていない児と比較し、成長障害、視力、聴力、発がんなど明らかな影響は認められなかったことが明らかになりました。
※Association between MRI exposure during pregnancy and fetal and childhood outcomes. JAMA. 2016; 316(9): 952-961
日本小児放射線学会HP より
MRI検査の造影剤であるガドリニウム剤を併用して検査を行った胎児の追跡調査では、リウマチ様皮疹、炎症性皮膚症状などの出現が有意に高かった。また新生児死亡、死産の頻度も高いことも示されたため、妊娠中の母体にとって、児に対する危険性を上回る有用性がない限り、造影剤の使用は避けるべきです。
妊娠中の検査について、不安に思われるかたがいらっしゃいます。無用の検査をわざわざする必要はありませんが、造影剤を使わないMRI検査はほぼ安全で、疾患の診断や治療方針決定に必要であれば、妊娠中であることを理由に避けたり延期したりする必要はありません。
妊娠初期は母体の年齢に応じて一定の確率で流産がおこることが知られています。MRI検査によって流産の可能性が高まることはありませんが、ご心配の時は検査後早めにかかりつけ産科主治医を受診し、児の状態をご確認ください。