片頭痛患者さんの悩み
頭痛であきらめたことや、悩んだ経験はありますか?
- 生理痛のときの頭痛の辛さを家族に理解されない
- 頭痛がひどくて、子どもの行事を休んでしまった
- デスクワークの時間が長く、頭痛と肩こりがつらい
- 頭痛症状だけで、職場へ有休取得の連絡をしにくい
- 以前よりも頭痛薬が効かなくなってきたような気がする
一つ一つの頭痛の悩みに向き合い、患者さんがより良い生活を取り戻すことを、いわた脳神経外科クリニックでは真剣に取り組んでいます。
片頭痛患者さんが頭痛であきらめたこと
実は多くの人が頭痛で悩んで、不安を抱えていることがわかっています。
- 【仕事】
- 片頭痛によって、じぶんの仕事に影響があったと回答した人37.2%
- 片頭痛のせいで、職を失うことが心配と回答した人22.8%
- 【家族関係】
- 片頭痛がなければ、より良いパートナーになれると回答した人49.0%
- 片頭痛のせいで、子どもをもたない、子どもを持つのを遅らせた、またはもうける子どもの人数を減らした人3.2%
- 【子ども】
- 片頭痛によって、子育てに影響があったと回答した人38.6%
- 親の片頭痛によって、学業成績に影響があったと回答した人18.7~13.1%
Ashina,M.et al.:The Lancet.2021;397:1485-1495
片頭痛発作治療薬アジョビ(フレマエズブ)
アジョビで期待できる効果
- 投与1週目から片頭痛日数が減少する
- 6か月後に片頭痛日数が半分になる人が約4人に1人、頭痛日数が消失する人が約10人に1人になる
- 随伴症状(悪心・嘔吐、光過敏・音過敏)が軽減する
- 急性期治療薬の使用日数が少なくなる
- 1回の注射で、効果に必要とされる血中濃度が約30日間続くため次回の注射時まで効果が続く
アジョビで効果が期待できる理由(薬理作用)
片頭痛はストレスや天候の変化、光、臭いなどが誘発因子となり、頭蓋内の血管、特に硬膜血管周囲の三叉神経終末が刺激され、CGRPが放出されることで引き起こされます。
アジョビは放出されたCGRPに結合して働きを抑えることで、片頭痛発作を減らすと考えられています。
注意する副作用
アジョビでは注射した部位が、痛む、赤くなる、硬くなる、かゆい、発疹などが報告されています。
このような症状に気が付いたら、薬剤師や当院スタッフにご相談ください。
投与方法・自己注射の方法
- 投与方法
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アジョビは初回から1本ではじめることができて、効果を発揮します。
1本の注射で効果に必要とされる血中濃度に到達するので、早期に効果を期待できます。※12週間に1回、3本注射(医療機関での注射のみ)も選べますので詳細は当院スタッフにご相談ください。
- 自己注射の方法
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アジョビは在宅自己注射にて治療を実施いただくお薬になります。
当院では全ての患者さんが自己注射をおこなっております。慣れるまで当院のスタッフがサポートさせていただきますのでご安心ください。症状が安定すれば、2カ月や3カ月処方も実施でき、通院に縛られずに治療を実施できるメリットがございます。
対象患者
- 医師に片頭痛と診断されている
- 片頭痛治療を適切に行っても日常生活に支障をきたしている
- 片頭痛が過去3か月間で、平均して1カ月に4日以上ある
- 従来の片頭痛予防薬の効果が不十分、または内服の継続が困難な場合
料金
- 初 回:約1,000円
自己注射の方法や値段についての説明をします。
初診時に MRI検査が必要な場合は別途検査費用が必要です。 - 2回目以降:約5,000円
再度、自己注射の方法を説明し、自己注射を実施して頂きます。
当院は、院外処方です。別途注射薬や処方料の費用が薬局でかかります。
アジョビ1本 約13,000円(3割負担)です。
健康保険証の種類によっては、負担金が安くなる付加給付金制度がございますので、ご自身がご加入の健康保険組合へお問い合わせください。
頭痛からの解放を目指したい方は・・・
少しでも頭痛に関する悩みがあったら、当院へお越しください。
あなたの悩みにスタッフ全員で寄り添います。