注意障害
物や人に注意を向け、集中し、それを維持することができなくなることをいいます。注意は意識状態(=覚醒)や易疲労性、意欲・発動性と深く関連していて、影響を受けやすいです。また、注意機能は他の認知機能の土台ともいえる部分であり、重要な役割を担っています。
日常での現れ方
- 気が散りやすい
- ぼんやりしている
- 作業のミスが多く、自分でミスしたことに気づきにくい
- 集中を続けることができない
- 作業に時間がかかる
- 同時に複数のことができない
- 話の内容がころころ変わる
- 作業を行うスピードが遅く、時間がかかる
- 1つの物事に固執してしまい、他のことにとりかかれない
- 同時に2つ以上のことができない(話をしながら作業をすることができない等)
対応のヒント
- 環境の刺激を減らす(物を減らす、静かな場所など)
- 集中可能な時間内でできる作業にする
- 同時に複数の作業をせず、1つずつ行う
- 1つの作業が済めば、休憩する
- 1回に伝える内容は、少なく、短く、わかりやすいものにする
- ミスがないかどうか、最後に確認することを習慣にする