記憶障害
新しい情報を覚え、それを保持し、必要な時に引き出すことができなくなることをいいます。
事故や病気以降に経験する出来事や、新しく学習することが覚えにくくなる場合が多いです。一方で、事故や病気以前の記憶を失ったり、特にエピソードや体験に関する記憶が障害される場合もあります。
日常での現れ方
- 物をよく置き忘れる
- 何度も同じことを話したり、質問したりする
- 人の名前や顔を覚えられない
- 約束が覚えられない
- 新しいことが覚えられない
- 今日の年月日や自分の今いる場所がわからない
- 記憶の欠落を補おうと、無意識に、事実とは異なることを話す場合がある(作話)
- 同じ間違いを繰り返す
- 覚えられないので、何事にも自信がない
対応のヒント
- メモ帳やカレンダー、携帯電話などを使ってスケジュール管理をする
- 日記などに、その日にあった出来事、重要な事柄を記録しておく
- 覚えておかないといけないことは壁に貼り、手掛かりにする
- 図や字などを使って工程表を作る
- 繰り返し経験して、習慣化する(経験した記憶の方が保たれやすい)
- 物を探す時は同じ順番で、同じ場所を
- 聞いて覚える/見て覚える、どちらが記憶しやすいか把握し、その方法を使う