頭痛の薬が効かないとき|治療的患者教育(TPE)と看護師による生活サポート

この記事で分かること

  • 薬を飲んでいるのに頭痛の日が減らないとき、「治療的患者教育(TPE)」という薬以外の選択肢があります
  • 頭痛のしくみ・薬の使いどころ・引き金・記録の4つを整理する時間で、生活への支障や生活の質の改善が報告されています
  • 今日から始められるのは頭痛ダイアリーです。「痛い日だけ」「まずは3か月」で十分に役に立ちます

「痛くなったら薬を飲む。効く日もあるけれど、頭痛の日そのものは一向に減らない」。外来でよくうかがうお声です。予防薬も試した、鎮痛薬も手放せない、それでもカレンダーに×印がつく日は変わらない。そんなとき、次の一手として何があるのでしょうか。

いま国際的な頭痛の学術誌で議論が続いているのが、治療的患者教育(Therapeutic Patient Education:TPE)という考え方です。日本語にすると硬く聞こえますが、中身はシンプルで、「患者さんご自身が、自分の頭痛を扱えるようになるための時間を、治療の一部としてきちんと確保する」という発想です。

この記事では、TPEとは何か、どこまで効くと分かっていて何はまだ言えないのかを整理し、あわせて今日から始められる頭痛ダイアリーの使い方と、当院で看護師が行っている生活面のサポートをご紹介します。

本記事は、公的なガイドラインや研究報告にもとづく一般的な医療情報です。診断・治療は症状や経過をふまえて医師が判断します。ご紹介する研究結果は集団全体での傾向であり、同じ結果がすべての方に生じることを示すものではありません。薬の開始・変更・中止は自己判断で行わず、医師・薬剤師にご相談ください。


目次



「薬は飲んでいるのに、頭痛の日が減らない」とお感じの方は、いわた脳神経外科クリニックの頭痛外来へお気軽にご相談ください。

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1. なぜ「薬だけ」では頭痛の日が減らないのか

頭痛のお薬には、痛くなったときに使う急性期治療薬と、発作そのものを起こりにくくする予防薬があります。どちらも大切な治療です。ただ、お薬が担っているのは主に「起きてしまった発作を止める」「発作の起こりやすさを下げる」という部分で、そもそも発作の引き金がどこにあるのかは、多くの場合その方の毎日の生活の中に埋まっています。ここに手が届いていないと、薬を替えても頭痛の日数が思うように減らない、ということが起こります。

国内では、相談する前に市販薬でしのいでいる方が多数派です。健康保険組合の加入者21,480名を対象にした調査では、片頭痛があると判定された方のうち81.0%が頭痛で医療機関を受診したことがなく、57.8%は市販薬だけで対処していました(Sakai et al. 2022)。「頭痛くらいで病院に行くのは大げさかもしれない」というお気持ちは、多くの方が共通してお持ちです。けれどその結果として、頭痛のタイプが確定しないまま鎮痛薬の量だけが増えていく、という経過をたどる方が少なくありません。


鎮痛薬の使いすぎが、新しい頭痛を生むことがある

もともと片頭痛や緊張型頭痛のある方が急性期の痛み止めを頻繁に使い続けると、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)という状態になることがあります。国際頭痛分類 第3版では、頭痛が1か月に15日以上あり、急性期治療薬を3か月を超えて定期的に使いすぎている場合に、この状態を考えます(国際頭痛学会頭痛分類委員会 2018/日本頭痛学会 2021)。

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使いすぎの目安 対象となるお薬
1か月に10日以上 トリプタン、エルゴタミン、オピオイド、複合鎮痛薬(市販の総合感冒薬・配合鎮痛薬など)
1か月に15日以上 アセトアミノフェン、アスピリン、その他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

いずれも3か月を超えて続いている場合が目安です。やっかいなのは、これが「痛いから飲む、飲むから痛くなる」という悪循環であることです。悪循環を断つには薬を替えるだけでは足りず、ご自身がいま何をどれくらいの頻度で使っているのかを「見える化」する作業がどうしても必要になります。ここが、次にお話しする患者教育の出発点です。

鎮痛薬の適切な使い分け|服用は月10回以内を目安にコントロールする

すでに目安を超えている場合でも、自己判断で急にやめることは勧められません。減らし方にも順序があります。市販薬が効きにくいと感じているときは「ロキソニンが効かないときの頭痛薬の選び方」もあわせてご覧ください。



2. 治療的患者教育(TPE)とは何か

治療的患者教育は、もともと糖尿病や喘息といった、患者さんご自身の日々の判断が経過を大きく左右する慢性の病気の領域で発展してきた考え方です。頭痛はまさにその典型で、いつ薬を使うか、どこで休むか、どんな予定の組み方をするか。その一つひとつが結果に効いてきます。

大切なのは、TPEが「パンフレットを渡すこと」でも「注意事項を伝えること」でもないという点です。TPEは、あらかじめ内容と手順が設計され、時間を確保して行われる、治療の一部としての教育を指します。診察の合間に「水分をとってくださいね」と一言添えるのとは、性質が違います。

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TPEの4つの要素 整理すること
① 頭痛そのものの理解 自分の頭痛が何なのか(片頭痛なのか、緊張型頭痛なのか、混ざっているのか)を知る。「気のせい」でも「体質だから仕方ない」でもなく、扱える病気だと理解する
② お薬の使いどころ 急性期治療薬と予防薬の役割の違い、使うタイミング、効果判定にかかる期間、使いすぎの目安を知る
③ 引き金と生活の整え方 睡眠・食事・ストレス・光・気圧など、自分にとっての引き金を特定し、無理のない範囲で対策を組む
④ 記録(セルフモニタリング) 頭痛ダイアリーなどで記録し、変化をご自身と医療者の両方で確認できるようにする

頓服薬の適切な使用タイミング|頭痛発作の初期がベストタイミング

もう一つ、実務的に重要な点があります。頭痛専門誌『Cephalalgia Reports』で発表された最新の総説では、TPEを届けるのは必ずしも頭痛の専門家である必要はなく、訓練を受けた看護師や医学生でも実施できること、そして紙やデジタル教材だけで完結させるより、対面のグループセッションのほうが成果が出やすいことが整理されています。実際、同じ研究グループが行った慢性片頭痛の比較試験では、頭痛診療の経験豊富な医師から訓練を受けた医学生が、2週間ごとに20分以上のグループセッションという形でTPEを提供しています(Chowdhury, Garg & Duggal 2025)。

言い換えれば、「医師の診察時間をどれだけ延ばせるか」ではなく、「チームとして、患者さんと向き合う時間をどう設計するか」が鍵になるということです。当院が看護師による生活面のサポートに力を入れているのは、まさにこの理由からです。



3. どこまで効くのか・まだ言えないこと

ここが最も気になるところだと思います。研究で示されている範囲を、できるだけ正確にご紹介します。


分かっていること

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研究 内容 主な結果
Kindelan-Calvo et al. 2014
(系統的レビュー・メタ解析)
成人の片頭痛を対象とした比較試験14件を検討(うち9件をメタ解析) 中期的に生活への支障・生活の質・頭痛の頻度の改善を認めた。一方、自己効力感や抑うつには明らかな効果を認めず
Aguirrezabal et al. 2019
(ランダム化比較試験)
片頭痛の116名を、教育プログラム群と通常治療群に割り付け。週1回1時間45分を4回、1か月後にもう1回の計5回 日常生活の支障が半分以下に改善した人が68.9%(通常治療群34.6%)。鎮痛薬の使用が半分以下になった人が73.7%(同22.8%)
最新の総説
(Cephalalgia Reports)
TPEに関する研究の最新の整理 標準治療にTPEを加えたほうが標準治療のみを上回る/対面のグループ形式がデジタル・紙媒体より有利/頭痛の専門家でなくても提供可能

まだ言えないこと

良い結果ばかりをお伝えするのは誠実ではありませんので、限界も書いておきます。

研究の限界として押さえておきたい点

  • プログラムの中身が研究ごとにばらばらです。「5回・各1時間45分」のものもあれば「2週ごと20分」のものもあり、どの設計が最適かは定まっていません
  • 長期的な効果は十分に分かっていません。上記のメタ解析で示されたのは主に中期(数か月単位)の効果です
  • 日本人を対象にした大規模な検証は限られています。生活習慣も医療の仕組みも国によって異なります
  • 薬の代わりになるものではありません。あくまで標準治療に「足す」ことで力を発揮する、という位置づけです

そのうえで申し上げると、TPEには副作用がほとんどなく、費用の負担も小さく、ほかの治療の邪魔をしないという際立った特徴があります。効果の大きさに幅があるとしても、試してみる価値のある一手であることは間違いないと考えています。


「薬を替えても頭痛の日が減らない」と感じるときは、頭痛外来でご相談いただけます。

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4. 今日からできる「頭痛ダイアリー」

TPEの4要素のうち、ご自身だけで今日から始められるのが「記録」です。道具は頭痛ダイアリーひとつ。日本頭痛学会が一般の方向けに無料のPDFを公開しており、印刷してすぐ使えます(日本頭痛学会 n.d.)。

頭痛ダイアリーの活用|記録する4項目と記録を続けるポイント

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記録すること 書き方のコツ
痛みの強さ・時間帯 「軽い・中くらい・寝込むほど」の3段階で十分です。何時ごろ始まったかも添えます
飲んだ薬と効き方 ここが最も大切です。薬の名前・飲んだ時刻・効いたかどうか。月に何日飲んだかが自然に見えるようになります
伴った症状 吐き気、光や音がつらい、においが気になる、前ぶれ(キラキラした光が見えるなど)
その日の出来事 天気・睡眠時間・食事を抜いたか・イベント・月経周期など。ひとことメモで構いません
生活への支障 仕事や家事を休んだ、予定をあきらめた、など。治療方針を決める大事な情報になります

続けるための3つのコツ

  • 「痛い日だけ」で大丈夫です。毎日きちんと書こうとすると続きません。空欄の日は「頭痛がなかった日」として立派な情報になります
  • まずは3か月。1か月では季節も月経周期も一巡しません。3か月ためて初めてパターンが見えてきます
  • スマホのメモでも構いません。形式は問いません。診察のときに見せていただければ十分です

引き金(誘発因子)を見つける

頭痛の引き金は人によって本当にさまざまです。すべてを一度に変える必要はありません。ご自身の引き金を知って、できそうなところから一つずつで大丈夫です。

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よくある引き金 できる工夫(一般的な例)
睡眠 不足も寝すぎも引き金になります。休日の寝だめは要注意。できるだけ規則的なリズムを
空腹・脱水 欠食を避ける。のどが渇く前にこまめな水分補給を
ストレスとその解放 緊張していたときだけでなく、緊張がゆるんだ週末に起こる方もいます。意識的な休息を
気圧・天候の変化 気圧予報アプリで先回りして備える。予定の組み方を調整する
光・音・におい サングラスや帽子、静かな環境、マスクの活用など、負担を減らす工夫を
カフェイン・アルコール 過剰摂取も急な中断も引き金になりえます。量とタイミングを記録して確かめる
月経周期 月経の前後に起こりやすい方がいます。ダイアリーで関連を把握する

誘発因子には大きな個人差があり、すべての方に当てはまるわけではありません。気圧予報アプリの記載は一例で、特定の製品を推奨するものではありません。

当院が生活面のサポートで使っている資料では、取り組む順番に「必須・推奨・できれば」の優先度をつけています。まず押さえたいのは、空腹を避ける・水分をとる・記録をつける、の3つです。

生活習慣改善の優先順位|必須・推奨・できればの3段階

個別の引き金については、テーマごとの記事でくわしく解説しています。気圧については「低気圧頭痛の治し方」、食事については「頭痛に効く食べ物とおすすめの食生活」、月経については「月経関連片頭痛の予防」をご覧ください。



5. 当院の看護師による生活サポート

ここまでご説明してきた「治療の一部としての教育」を、当院では看護師による生活面のサポートという形で日常の診療に組み込んでいます。「指導」というより、一緒に作戦を立てる時間とお考えください。

看護師が患者さんに頭痛の生活面のサポートを説明している様子

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サポートの進め方 内容
① 診断 まず医師の診察で頭痛のタイプを見極めます。必要に応じてMRIなどの検査で、ほかの病気が隠れていないかを確認します
② 看護師がお時間を調整 診断の段階で、看護師が個別にお話をうかがう時間をご用意します
③ ダイアリーをお渡し 記録の付け方をご説明し、ご自身の頭痛のパターンや引き金を一緒に「見える化」していきます
④ 経過を見ながら伴走 お薬の使い方や生活習慣を一緒に振り返りながら、無理なく治療を続けられるよう支えます

※写真はイメージです。


多職種のチームで向き合います

頭痛の背景には、生活習慣・食事・ストレス・睡眠など、実にさまざまな要因が関わっています。だからこそ当院では、医師だけでなく看護師・管理栄養士・心理士・放射線技師・医療事務がそれぞれの専門性を持ち寄るチーム医療で頭痛診療にあたっています。前章でご紹介した総説が指摘するとおり、「教育を届けるのは医師でなくてもよい」という点は、限られた診察時間のなかで質の高い時間を確保するうえで、実務的にとても大きな意味を持ちます。

当院の頭痛診療の体制(2026年9月時点)

  • 薬物治療:CGRP関連薬による予防治療の累計は2,400例以上。急性期治療薬と予防薬を組み合わせ、お一人おひとりに合わせて調整します
  • 検査:MRIを院内に備え、必要と判断した場合は当日の検査に対応しています
  • 生活サポート:看護師がお時間を調整し、頭痛ダイアリー・薬の使い方・生活の整え方をご一緒に整理します
  • 通いやすさ:月〜木は9:00〜19:00の昼休みなしの通し診療。お仕事の合間やお帰りの時間帯にもご相談いただけます
  • アクセス:大阪市城東区成育2-13-27/京阪本線「野江」駅 徒歩4分、JRおおさか東線「JR野江」駅 徒歩7分

予防薬を続けてもコントロールが難しい場合の選択肢については「CGRP製剤はいつまで続ける?」で解説しています。受診のタイミングに迷うときは「頭痛は病院へ行くべき?受診の目安」もご参照ください。頭痛外来の詳細は「頭痛専門外来」のページをご覧ください。

なお、これまでに経験したことのない突然の激しい頭痛、手足のまひ、ろれつが回らないといった症状は、緊急の対応が必要な別の病気のサインのことがあります。こうしたときは、ためらわず119番を呼んでください。呼ぶかどうか迷うときは、救急安心センター(#7119)に相談できます。



6. よくある質問

Q. 生活指導や患者教育だけを受けることはできますか?

生活面のサポートは、頭痛の診療の一環として行っています。まずは医師の診察で頭痛のタイプを確認させていただいたうえで、看護師がお時間を調整する流れになります。実施の内容や費用については、受診時にご確認ください。

Q. 頭痛ダイアリーは毎日書かないと意味がありませんか?

そんなことはありません。「痛い日だけ」の記録でも十分に役立ちます。空欄の日は「頭痛がなかった日」という情報になりますので、結果として月の頭痛日数が見えるようになります。まずは無理のない形で始めていただくことをおすすめしています。

Q. 教育を受ければ、薬をやめられますか?

患者教育は薬に代わるものではなく、薬による治療と組み合わせて力を発揮するものです。研究で報告されているのも「標準治療に教育を加えた場合」と「標準治療のみ」を比べた結果であり、教育だけで治療が完結するという意味ではありません。お薬の減量や中止は必ず医師と相談しながら進めてください。

Q. 市販の鎮痛薬は月に何回までなら大丈夫ですか?

一律の線引きは難しいのですが、薬剤の使用過多による頭痛を避けるという観点からは、月10回程度までを目安にコントロールしていくことが一般的です(日本頭痛学会 2021)。すでにそれを超えている場合でも、自己判断で急にやめるのではなく、まずはご相談ください。減らし方にも順序があります。

Q. ほかの医療機関で治療を受けていますが、相談してもよいですか?

はい、ご相談いただけます。現在お使いのお薬が分かるもの(お薬手帳など)と、記録をつけていらっしゃる場合は頭痛ダイアリーをお持ちいただけると、より具体的にお話ができます。



7. まとめ

  1. 国内では片頭痛のある方の81.0%が未受診、57.8%が市販薬のみで対処しており、「薬でしのぐ」うちに鎮痛薬の使いすぎによる頭痛を招くことがあります(Sakai et al. 2022)。
  2. 治療的患者教育(TPE)は、頭痛の理解・薬の使いどころ・引き金と生活・記録の4つを、時間を確保して整理する「治療の一部としての教育」です。
  3. 研究では、生活への支障や生活の質、頭痛の頻度が中期的に改善すると報告されています(Kindelan-Calvo et al. 2014/Aguirrezabal et al. 2019)。一方で、最適なプログラム設計や長期の効果はまだ定まっていません。
  4. 今日から始められるのは頭痛ダイアリーです。「痛い日だけ」「まずは3か月」で構いません。とくに薬を飲んだ日の記録が、治療方針を大きく変えます。

「この頭痛とは、一生つき合っていくしかない」とあきらめてしまう前に、一度ご相談ください。お薬の調整だけでなく、生活のどこに手を入れられるかまで含めて、あなたに合った方法をご一緒に考えます。



お問い合わせ・ご予約

大阪市城東区・京阪「野江」駅徒歩4分のいわた脳神経外科クリニックでは、頭痛外来において、診断から薬物治療、看護師による生活面のサポートまで一貫して対応しています。必要と判断した場合は院内のMRIによる当日検査にも対応しており、結果のご説明からその後のフォローまで、同じチームで継続して拝見します。昼休みなしの通し診療で、通いやすさにも配慮しています。ご予約は下記から可能です。

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当院公式LINEにてご質問等もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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重要:本記事の位置づけ(医療情報として)

  • 本記事は、公的資料や研究報告に基づく「一般的な医療情報」です。
  • 特定の治療を推奨・保証するものではありません。症状の感じ方や経過には個人差があります。
  • 実際の診断・治療は、症状・既往歴などを踏まえて医師が判断します。気になる症状があるときは受診してください。
この記事を書いた先生のプロフィール
いわた脳神経外科クリニック 院長 岩田 亮一
医師・医学博士/日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医/日本脳神経血管内治療学会認定 脳血管内治療専門医/日本頭痛学会認定 頭痛専門医
(日本脳卒中学会・日本認知症学会 所属)

脳外科医として関西医大で14年間勤務。大学時代は、脳腫瘍や脳卒中の手術治療や研究を精力的に行ってきました。
脳血管内治療(カテーテル治療)の専門医でもあり、くも膜下出血や脳動脈解離など「危険な頭痛」の鑑別・初期対応にも力を入れています。
即日MRI診断で手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、ただの頭痛ではなく脳の病気であり治療が必要です。メタ認知で治す頭痛治療をモットーに頭痛からの卒業を目指しています。
院長の私自身も頭痛と付き合ってきました。だからこそ、毎日頭痛外来で100人以上の頭痛患者さんの診療を行っています。我慢しないでその頭痛一緒に治療しましょう。

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参考文献

  1. 国際頭痛学会頭痛分類委員会 2018, 国際頭痛分類 第3版(ICHD-3), 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会訳, 医学書院, 東京.
  2. 日本頭痛学会 2021, 頭痛の診療ガイドライン2021, 日本頭痛学会, viewed 21 August 2026, <https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf>.
  3. 日本頭痛学会 n.d., 頭痛ダイアリー, 日本頭痛学会, viewed 21 August 2026, <https://www.jhsnet.net/pdf/headachediary.pdf>.
  4. Aguirrezabal, I, Pérez de San Román, MS, Cobos-Campos, R, Orruño, E, Goicoechea, A, Martínez de la Eranueva, R, Arroniz, M & Uzquiza, E 2019, ‘Effectiveness of a primary care-based group educational intervention in the management of patients with migraine: a randomized controlled trial’, Primary Health Care Research & Development, vol. 20, e155, DOI 10.1017/S1463423619000720, viewed 21 August 2026, <https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7003525/>.
  5. Chowdhury, D, Garg, M & Duggal, A 2025, ‘A randomized controlled trial on combining therapeutic patient education with standard care versus standard care alone for chronic migraine: effects on patient-reported outcome measures’, Cephalalgia Reports, DOI 10.1177/25158163251391185, viewed 21 August 2026, <https://doi.org/10.1177/25158163251391185>.
  6. Garg, M, Chowdhury, S & Chowdhury, D, ‘Efficacy of therapeutic patient education for managing migraine: an updated narrative review’, Cephalalgia Reports(巻号・DOIは確定次第追記).
  7. Kindelan-Calvo, P, Gil-Martínez, A, Paris-Alemany, A, Pardo-Montero, J, Muñoz-García, D, Angulo-Díaz-Parreño, S & La Touche, R 2014, ‘Effectiveness of therapeutic patient education for adults with migraine: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials’, Pain Medicine, vol. 15, no. 9, pp. 1619–1636, DOI 10.1111/pme.12505, viewed 21 August 2026, <https://doi.org/10.1111/pme.12505>.
  8. Sakai, F, Igarashi, H, Yokoyama, M, Begg, M, Ogawa, C, Kato, T, Nakayama, T, Miura, N, Kubo, K & Ohta, Y 2022, ‘A study to investigate the prevalence of headache disorders and migraine among people registered in a health insurance association in Japan’, The Journal of Headache and Pain, vol. 23, no. 1, 70, DOI 10.1186/s10194-022-01439-3, viewed 21 August 2026, <https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9219245/>.