【結論】「痛くない・被ばくしない」全身がん検査DWIBSの要点
1. DWIBSとは: MRIを使って首から骨盤までをほぼ一度に調べる全身がん検査で、放射線被ばくがなく・注射(造影剤)も不要です(Takahara et al., 2004)。
2. PET検査との違い: PET-CTはブドウ糖の代謝+X線で調べ約14mSvの被ばくを伴うのに対し、DWIBSはMRIで水分子の動きを画像化し被ばくゼロです。
3. 得意なこと: 腎臓・尿管・前立腺など尿路系のがんの描出に強く、絶食も不要で体への負担が少ない検査です。
4. 万能ではない点: 胃・大腸(消化管)や小さな肺の病変は苦手で、炎症などを拾う偽陽性もあります。胃カメラ・大腸カメラ等との組み合わせが前提です。
5. 当院のDWIBS: いわた脳神経外科クリニック(大阪市城東区・京阪「野江」駅徒歩4分)では150,000円(税込)/所要約30分/完全予約制。結果は約2〜3週間後に郵送でお届けします。

料金は2026年5月時点の税込価格で、自費診療です。DWIBSはがんを確定診断する検査ではなく、異常所見が認められた場合は別途、精密検査が必要です。MRI禁忌・偽陽性・検出が難しい部位等のリスクは本文第3章をご確認ください。

大切なお知らせ
本記事は全身がん検査DWIBSに関する一般情報の整理を目的としており、診断・治療効果や「がんの見逃しがないこと」を保証するものではありません。検査の要否・適切な組み合わせは、年齢・既往歴・家族歴・体内金属の有無などによって個別に異なります。最終的な判断は必ず医師にご相談ください。本記事には自由診療(DWIBS)の検査内容・費用・主なリスクを併記しています。

「がん検査は受けたいけれど、PET検査の放射線被ばくや注射が気になる」「胃カメラや絶食はつらい」――そんな思いから本記事をご覧いただいた方へ。近年、痛くない・被ばくしない全身がん検査として「DWIBS(ドゥイブス)」が注目されています。本記事では、脳神経外科専門医の視点で、DWIBSの仕組み、PET検査や従来の人間ドックとの違い、向いている方、そして当院で受けるメリットを、できるだけやさしく整理します。同時に「DWIBSが苦手なこと」も正直にお伝えします。

「被ばくしない全身がん検査について相談したい」という方は、いわた脳神経外科クリニックへお気軽にどうぞ。大阪市城東区・京阪「野江」駅徒歩4分/DWIBS全身がん検査 150,000円(税込)/所要約30分・完全予約制。

 

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目次


1. DWIBS(ドゥイブス)とは?仕組みをやさしく解説

DWIBSは「Diffusion-weighted Whole body Imaging with Background body signal Suppression(背景信号を抑制した全身拡散強調画像)」の頭文字をとった検査です。2004年に日本人医師・高原太郎氏らによって開発された比較的新しい全身がんスクリーニングで、放射線を使うCTやPETとは異なり、MRI(磁気共鳴画像)を用います(Takahara et al., 2004)。


少しだけ仕組みを説明します。MRIの「拡散強調画像(DWI)」は、細胞のなかにある水分子の動き(拡散)を画像にする技術です。正常な組織では水分子は比較的自由に動きますが、がん細胞のように細胞がぎっしり詰まった場所では水分子の動きが制限されます。DWIBSはこの「動きにくさ」をとらえて病変を明るく描き出し、さらに背景(脂肪など)の信号を抑えることで、あやしい部分がPET検査のように浮かび上がって見える画像をつくります(Takahara et al., 2004)。


検査はMRIに寝ているだけで、放射線被ばくがなく、造影剤の注射も基本的に不要です。首から胸・お腹・骨盤までをほぼ一度に撮影できるため、体への負担が少ない全身検査として広がってきました。脳の検査である脳ドックと同じMRI装置で行える点も特徴です(脳ドックについては「脳ドックとは?わかること・受けないほうがいい人|大阪の脳神経外科」もご参照ください)。


2. PET検査・従来の人間ドックとの違い

全身のがん検査としてよく比較されるのが「PET-CT検査」です。どちらも全身を調べますが、原理がまったく異なるため、得意・不得意も変わります。まずは違いを表で整理します。


項目DWIBS(ドゥイブス)PET-CT検査
調べる原理MRIで水分子の動き(細胞の密集度)を画像化放射性薬剤(FDG)でブドウ糖の代謝を画像化+X線CT
放射線被ばくなしあり(全身でおおむね約14mSv)
注射・造影剤基本的に不要放射性薬剤の注射が必要
絶食原則不要(施設により異なる)必要(検査前の絶食など)
所要時間の目安約30分〜薬剤の待機を含め数時間
得意な領域の例尿路系(腎・尿管・前立腺など)代謝の高い病変全般・一部の臓器

※ 上記は一般的な目安です。被ばく量・時間・費用は施設や撮影条件で変動します。


PET-CTの被ばく量は撮影条件によって幅がありますが、ある研究では全身検査で男性で約14.2mSv・女性で約17.2mSvと推定されています(Kaushik et al., 2015)。一方DWIBSはMRIのため放射線被ばくがありません


気になる「精度」についてですが、リンパ腫の病期診断や肺がんの転移評価などを対象とした研究では、全身の拡散強調MRIはPET-CTと高い一致性を示しつつ、被ばくや造影剤を使わない選択肢になりうると報告されています(Regacini et al., 2015)。ただし両者は原理が違うため、PETで見つかりやすいがん/DWIBSで見つかりやすいがんがそれぞれあり、どちらかが万能というわけではありません(Kwee et al., 2008)。


また、胃カメラ・大腸カメラ・マンモグラフィなど従来の人間ドックの検査を置き換えるものでもありません。DWIBSは「被ばくなく全身を一度に見渡す」検査として、これらと組み合わせて使うのが基本的な考え方です。

「PETとDWIBS、自分にはどちらが向いているか」を相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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3. DWIBSのメリットと「苦手なこと」

DWIBSには大きなメリットがある一方で、検査としての限界もあります。過信せず、正しく使うために、両方を整理します。


3-1. DWIBSのメリット

  • 放射線被ばくがない: MRIのため、繰り返し受けても被ばくの心配がありません。
  • 注射・造影剤が基本的に不要: 針を使わず、造影剤アレルギーの心配も少ない検査です。
  • 絶食が原則不要: 食事制限の負担が少なく受けやすい検査です(施設により異なります)。
  • 所要時間が比較的短い: 撮影は約30分程度です。
  • 尿路系のがんに強い: 腎臓・尿管・前立腺など、PETが苦手とする領域の描出に適しています。
  • 持病がある方も受けやすい: 血糖値が高い方や腎機能が気になる方も検討しやすい検査です。

3-2. DWIBSが苦手なこと(重要)

  • 胃・大腸など消化管のがんは苦手: 動きのある管状の臓器は評価が難しく、胃カメラ・大腸カメラ・便潜血検査などが必要です。
  • 小さな肺の病変は苦手: ごく小さな肺がんの発見は不得意で、胸部CTなどが適しています。
  • ごく早期・微小な病変は見つけにくい: 一定の大きさになる前の病変は描出が難しい場合があります。
  • 偽陽性がある: 炎症や良性のしこりなども明るく写ることがあり、異常=がんではありません
  • 確定診断はできない: あくまでスクリーニング検査で、所見があれば別途、精密検査が必要です。
  • MRIが受けられない方は不可: ペースメーカーなど体内に金属がある方は受けられない場合があります。

つまりDWIBSは「被ばくなく全身を一度に見渡せる、入り口として優れた検査」である一方、これ一つですべてのがんが分かるわけではないという点を理解しておくことが大切です。


4. DWIBSはどんな人に向いている?

DWIBSの特性を踏まえると、以下のような方が検討の意義が大きいと考えられます。

DWIBSの検討が向いている方

  • 放射線被ばくを避けたい方: 定期的にがん検査を受けたいが被ばくが気になる方。
  • 注射や造影剤に不安がある方: 針が苦手、造影剤アレルギーが心配な方。
  • 絶食や長時間の検査が難しい方: 仕事や生活の都合で負担を抑えたい方。
  • 血糖値が高い・腎機能が気になる方: PETや造影検査を受けにくい方の選択肢になります。
  • がんの家族歴があり不安な方: 全身をまとめて確認しておきたい方。
  • 働き盛りで時間が取りにくい方: 短時間で全身を確認したい40代後半以降の方。

一方で、胃や大腸、肺が気になる方は、DWIBS単独ではなく胃カメラ・大腸カメラ・胸部CTなどとの組み合わせをおすすめします。「どの検査をどう組み合わせるか」は年齢・リスク・ご希望によって変わるため、迷う場合は受診時にご相談ください。

「自分のリスクなら、どの検査をどう組み合わせればよいか」を整理したい方は、お気軽にご相談ください。

 

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5. 当院でDWIBSを受けるメリット

いわた脳神経外科クリニックでは、DWIBS全身がん検査を自費診療で承っています。脳神経外科クリニックならではの特徴と、受診の流れをご案内します。


5-1. 脳ドックと同じMRIで「脳+からだ」を被ばくなく

当院は脳神経外科として脳ドック(頭部MRI)にも対応しており、DWIBSは同じMRI装置で全身を被ばくなくチェックできます。「脳の検査とあわせて、からだ全体も一度に確認しておきたい」というご希望にお応えしやすい体制です。


5-2. 料金・所要時間・結果のお届け

当院のDWIBS全身がん検査は150,000円(税込・2026年5月時点)、所要は約30分完全予約制です。検査結果は約2〜3週間後に郵送でお届けします。自費診療のため健康保険は適用されず、また異常所見が認められた場合の精密検査・治療費は別途発生します。


5-3. 通いやすい立地

大阪市城東区・京阪本線「野江」駅から徒歩4分、JRおおさか東線「JR野江」駅から徒歩7分とアクセスしやすい立地です。「被ばくしない全身がん検査を受けてみたい」「PETとどちらがよいか相談したい」といった段階からのお問い合わせも歓迎しています。


6. よくある質問

Q1. DWIBSを受ければ、すべてのがんが分かりますか?

A. いいえ。DWIBSは被ばくなく全身を見渡せる優れたスクリーニング検査ですが、胃・大腸などの消化管や小さな肺の病変は苦手で、ごく早期の病変も見つけにくいことがあります。胃カメラ・大腸カメラ・胸部CTなどと組み合わせることが前提です。また異常所見があった場合は確定診断のための精密検査が必要です。

Q2. 本当に被ばくはないのですか?

A. DWIBSはMRI(磁気共鳴画像)を用いる検査のため、X線やPETのような放射線被ばくはありません。造影剤の注射も基本的に不要です。ただしペースメーカーなど体内に金属がある方はMRIを受けられない場合がありますので、事前にご相談ください。

Q3. PET検査とどちらを受ければよいですか?

A. 原理が異なるため、一概にどちらが優れているとは言えません。被ばくや注射・絶食を避けたい方、尿路系が気になる方にはDWIBSが向きやすい一方、PETで見つかりやすいがんもあります。年齢・リスク・ご希望をふまえて、医師にご相談のうえお選びください。

Q4. 費用はいくらで、保険は使えますか? 結果はいつ分かりますか?

A. 当院のDWIBS全身がん検査は150,000円(税込・2026年5月時点)の自費診療で、健康保険は適用されません。所要は約30分・完全予約制です。検査結果は約2〜3週間後に郵送でお届けします。異常所見が認められた場合の精密検査・治療費は別途発生します。



まとめ

  1. DWIBSはMRIで全身のがんを調べる検査で、放射線被ばくがなく・注射も基本的に不要です(Takahara et al., 2004)。
  2. PET-CTは被ばく(おおむね約14mSv)を伴いますが、DWIBSは被ばくゼロ。原理が違うため得意・不得意も異なります。
  3. DWIBSは尿路系に強い一方、胃・大腸・小さな肺病変は苦手で、胃カメラ等との組み合わせが前提です。
  4. 被ばくや注射・絶食を避けたい方、血糖・腎機能が気になる方、家族歴がある方などに向いています。
  5. 当院のDWIBSは150,000円(税込)/約30分/完全予約制、結果は約2〜3週間後に郵送(精密検査・治療費は別途)。


お問い合わせ・ご予約


大阪市城東区・京阪「野江」駅徒歩4分のいわた脳神経外科クリニックでは、DWIBS全身がん検査(150,000円・税込/約30分/完全予約制)を実施しています。「被ばくしない全身がん検査を受けたい」「PETとどちらがよいか相談したい」というご相談から、検査・結果のお届けまで対応しています。検査結果は約2〜3週間後に郵送でお届けします。

※ 料金は2026年5月時点の税込価格で、自費診療です。異常所見が認められた場合の精密検査・治療費は別途発生します。DWIBSはがんを確定診断する検査ではなく、検出が難しい部位・偽陽性・MRI禁忌等のリスクは本文第3章をご確認ください。

医療機関名: いわた脳神経外科クリニック/所在地: 大阪市城東区

 

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当院公式LINEにてご質問等もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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この記事を書いた先生のプロフィール

医師・医学博士【脳神経外科専門医・頭痛専門医 ほか】
脳外科医として関西医大で14年間勤務。大学時代は、脳腫瘍や脳卒中の手術治療や研究を精力的に行ってきました。脳卒中予防に重点をおいた内科管理や全身管理を得意としています。
脳の病気は、目が見えにくい、頭が重たい、めまい、物忘れなど些細な症状だと思っていても重篤な病気が潜んでいる可能性があります。
即日MRI診断で手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、ただの頭痛ではなく脳の病気であり治療が必要です。メタ認知で治す頭痛治療をモットーに頭痛からの卒業を目指しています。
院長の私自身も頭痛持ちですが、生活環境の整備やCGRP製剤による治療により克服し、毎日頭痛外来で100人以上の頭痛患者さんの診療を行っています。我慢しないでその頭痛一緒に治療しましょう。

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参考文献

  1. Takahara, T., Imai, Y., Yamashita, T., Yasuda, S., Nasu, S. & Van Cauteren, M. (2004) ‘Diffusion weighted whole body imaging with background body signal suppression (DWIBS): technical improvement using free breathing, STIR and high resolution 3D display’, Radiation Medicine, 22(4), pp.275–282. PMID: 15468951.
  2. Kwee, T.C., Takahara, T., Ochiai, R., Nievelstein, R.A.J. & Luijten, P.R. (2008) ‘Diffusion-weighted whole-body imaging with background body signal suppression (DWIBS): features and potential applications in oncology’, European Radiology, 18(9), pp.1937–1952. PMID: 18446344.
  3. Regacini, R., Puchnick, A., Shigueoka, D.C., Iared, W. & Lederman, H.M. (2015) ‘Whole-body diffusion-weighted magnetic resonance imaging versus FDG-PET/CT for initial lymphoma staging: systematic review on diagnostic test accuracy studies’, São Paulo Medical Journal, 133(2), pp.141–150. doi: 10.1590/1516-3180.2014.8312810.
  4. Kaushik, A., Jaimini, A., Tripathi, M., D’Souza, M., Sharma, R., Mondal, A., Mishra, A.K. & Dwarakanath, B.S. (2015) ‘Estimation of radiation dose to patients from 18FDG whole body PET/CT investigations using dynamic PET scan protocol’, Indian Journal of Medical Research, 142(6), pp.721–731. PMID: 26831421.
  5. いわた脳神経外科クリニック「全身のがん検査の対応ドゥイブス・DWIBS」. https://cliniciwata.com/medical/dwibs/

免責事項
本記事は全身がん検査DWIBSに関する一般的な情報提供を目的としており、診断・治療効果や「がんの見逃しがないこと」を保証するものではありません。検査の要否・適切な組み合わせには個人差があり、必ず医師にご相談ください。料金は2026年5月時点の税込価格(自費診療)で、異常所見が認められた場合の精密検査・治療費は別途発生します。