片頭痛とビタミンD|研究知見と不足チェック

この記事で分かること

  • 片頭痛の方はビタミンDが不足している例が多く報告されており、慢性化との関連も示されています。
  • ビタミンD補充で発作回数が減る可能性を示す試験もありますが、「治す・予防できる」と確立したわけではありません(研究段階)。
  • 予防をめざす栄養素としては、リボフラビン(ビタミンB2)やマグネシウムのほうが裏付けは厚めです。
  • 自己判断の高用量サプリはかえって過剰摂取のリスク。補うなら成分量(IU)の分かる医療機関品質のものを選び、心配なことは相談を。

※本記事は研究報告に基づく一般的な医療情報です。効果や必要量には個人差があり、診断・治療の代替ではありません。

「また頭が痛い……」。市販の痛み止めを常備して、発作のたびに飲んでやり過ごす。もう何年もそんな付き合い方が続いていて、「自分は片頭痛体質だから仕方ない」と、どこかで諦めてはいないでしょうか。

梅雨から夏にかけての気圧の変化で頭痛がつらくなるこの季節、少しでも発作を減らしたくて「片頭痛にいいサプリはないか」と検索された方も多いと思います。その中で、近ごろ「ビタミンD」という言葉を見かけた方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、片頭痛とビタミンDの関係について、報告されている研究をできるだけ正直に整理します。期待できることと、まだ分かっていないこと。そして「サプリを買う」の前に知っておきたい、安全で確かな一歩についてお伝えします。なお、マグネシウムやビタミンB2など予防にかかわる栄養素全体の比較はこちらのまとめ記事で扱っており、本記事はその中でもご質問の多い「ビタミンD」を掘り下げる内容です。

ビタミンDは、不足も過剰も自分では気づきにくい栄養素です。だからこそ「なんとなく増やす」より、今の状態を知ることが、遠回りのようでいちばんの近道になります。


目次



頭痛のことも、栄養やサプリのことも。大阪市城東区で頭痛にお悩みなら、いわた脳神経外科クリニックへお気軽にご相談ください。

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1. 片頭痛とビタミンDの関係

ビタミンDは、日光を浴びることで皮膚でつくられ、骨の健康に関わる栄養素として知られています。ただ、その働きは骨だけではありません。近年は、炎症を抑えたり、神経の興奮性に関わったりと、片頭痛にも関係しうる作用が注目されています。

実際、片頭痛の方を調べると、血中ビタミンDが低い方の割合が高い、という報告がいくつも出ています。「頭痛と栄養に何の関係が?」と意外に思われるかもしれませんが、これは決して突飛な話ではありません。次の章から、その中身を一つずつ見ていきます。


そもそもビタミンDとは

ビタミンDには、食事からとる分と、日光(紫外線)を浴びて体内でつくられる分があります。血液検査では「25(OH)D(25-ヒドロキシビタミンD)」という値で、体の中の充足度を確認できます。目安として、30ng/mL以上で充足とされ、それ未満は足りていない状態と考えられます(とくに20ng/mL未満はより不足が進んだ「欠乏」と呼ばれます)。本記事では30ng/mL未満を「不足」として説明します。区切りは研究や機関によって多少異なりますが、日本人ではこの値が低めの方が多いことも知られています。



2. ビタミンD不足のサインと原因

ビタミンD不足は、はっきりした自覚症状が出にくいのが厄介なところです。ビタミンDが不足・欠乏すると、次のようなサインが出やすいと言われています。

  • 骨や筋肉のだるさ・弱り、力が入りにくい感じ
  • なんとなく疲れやすい、気分が沈みがち
  • 風邪をひきやすいなど、体調をくずしやすい

ただし、これらの症状は他の原因でも起こるため、「症状だけ」でビタミンD不足・欠乏を判断することはできません。だからこそ、気になるときは血液検査で確かめるのが確実です。


なぜ現代人は不足しやすいのか

ビタミンDは日光でつくられるため、生活習慣の影響を大きく受けます。とくに次のような方は不足しやすいと考えられます。

  • 在宅ワークや室内中心の生活で、外に出る時間が少ない
  • 日焼け対策で、日焼け止めや日傘をしっかり使っている
  • 梅雨や冬など、日照時間が短い季節
  • 魚やきのこなど、ビタミンDを多く含む食品をあまりとらない

とくに梅雨の時期は、気圧の変化で頭痛が起こりやすくなるうえに、日照が減ってビタミンDもつくられにくくなります。頭痛がつらい季節と、ビタミンDが下がりやすい季節が、ちょうど重なるのです。

片頭痛の方は、光や音に敏感になる「羞明」などから外出を控えがちになることもあります。「片頭痛だから日光を避ける → ビタミンDが下がる」という逆向きの流れも考えられ、どちらが原因かは単純には言えません。この点は後の章でくわしく触れます。



3. 研究で分かってきたこと

片頭痛とビタミンDの関係については、いくつかのタイプの研究が報告されています。順に見ていきましょう。


慢性片頭痛ほどビタミンDが低い傾向

2026年に報告された研究(Prakash et al. 2026)では、慢性片頭痛・反復性片頭痛・頭痛のない方の3グループ(合計150名)で、血中ビタミンDが比較されました。

ビタミンD不足(30ng/mL未満)の人の割合

Prakash et al. 2026(横断研究・3群 各50名)

慢性片頭痛
78%
平均 18.7 ng/mL
反復性片頭痛
60%
平均 26.3 ng/mL
頭痛なし(対照)
46%
平均 35.7 ng/mL

※ バーは「30ng/mL未満だった人の割合」、右の数値は各グループの平均値(ng/mL)です。平均が30を上回る対照群でも、個人差により46%の方は30未満でした(平均と割合は別の指標)。慢性化しているグループほど不足の割合が高く、平均値も低い傾向です。値はPrakashらのIHS公式ポスターより。

つまり、片頭痛が慢性化しているグループほどビタミンDが低い、という「段階的な傾向」が見られたわけです。あわせて、ビタミンDが低い方ほど、筋肉を押したときの痛み(圧痛)が強い傾向も報告されています。ただしこれは、ある一時点で調べた「横断研究」です。関連があることは分かっても、「ビタミンD不足が片頭痛を招く」という因果までは、この研究だけでは言えません。


補ったらどうなるか(介入試験)

では、ビタミンDを補充したら発作は減るのでしょうか。反復性片頭痛の方を対象にビタミンD3(2,000IU/日)を12週間補った二重盲検の試験(Ghorbani et al. 2020)では、プラセボと比べて頭痛日数・発作の重さ・鎮痛薬の使用頻度・生活への支障が有意に減ったと報告されています。

複数の試験をまとめたメタ解析(Hu et al. 2021)でも、6試験・301名を統合した結果、ビタミンD補充で1か月あたりの発作回数が平均2.74回、頭痛日数が1.56日ほど減ったとされています。一方で、発作の「重さ」や「持続時間」については、はっきりした差が出なかった試験も多い点は、正直にお伝えしておきます。

まとめると、「回数を減らす方向にはたらく可能性はあるが、効果は主に不足している方で見られやすく、全員に一律で効くとまでは言えない」というのが、今の研究のおおよその見え方です。



「自分に足りているのか、サプリはどう選べばいいのか」――ビタミンDや頭痛のことで迷ったら、お気軽にご相談ください。

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4. 相関か、それとも因果か

ここが、この話でいちばん誤解されやすいところです。「片頭痛の人はビタミンDが低い」という関連(相関)があっても、それだけでは、どちらが原因かは分かりません。ビタミンD不足が片頭痛につながるのか、それとも片頭痛で外出が減って日光を浴びなくなり、結果的にビタミンDが下がるのか――両方の説明が成り立ちます。


遺伝子を使って「向き」を調べた研究

この「向き」に一歩踏み込んだのが、メンデルランダム化という手法を使った研究(Niu et al. 2022)です。生まれ持った遺伝的な体質でビタミンD値が高めになる人・低めになる人を比べることで、生活習慣などの影響を受けにくい形で因果の向きを推定できます。

この研究では、遺伝的にビタミンD値が高いことが、片頭痛リスクの低下と有意に関連していました(オッズ比 0.916、95%信頼区間 0.859〜0.977、p=0.008)。片頭痛のタイプによらず同じ傾向で、血中カルシウムを介した影響はごくわずかとされています。

これは「ビタミンD不足が片頭痛に関わっている可能性」を、相関よりも一歩支持する結果です。とはいえ、この手法にも前提条件があり、これだけで因果が完全に証明されたわけではありません。過度に期待しすぎず、「有望な手がかりが増えてきた」段階として受け止めるのが、いまのところ誠実な見方だと思います。



5. CGRPからみた片頭痛との関係

近年の片頭痛研究の主役は「CGRP」という物質です。片頭痛の発作では、このCGRPが放出されて血管や神経に作用し、痛みを引き起こすと考えられています。片頭痛の予防注射(CGRP製剤)は、まさにこの流れを抑える薬です。

ビタミンDは、総説(Nowaczewska et al. 2020)によれば、炎症を抑える作用や、マグネシウムの吸収を助ける働きなどを通じて、片頭痛に関わりうると考えられています。さらに、一酸化窒素(NO)を介したCGRPの放出を抑える方向にはたらく可能性も提唱されています(ただしこちらはまだ仮説の段階です)。前章のGhorbaniらの試験で、補充によって炎症に関わる指標が下がったという報告も、この考えと矛盾しません。

ビタミンDのような「栄養の土台」と、CGRP製剤のような「本格的な予防治療」は、対立するものではありません。発作が多くて生活に支障が出ている場合は、栄養だけに頼らず、薬による予防も選択肢になります。詳しくは片頭痛の予防薬を比較した記事エムガルティ(CGRP製剤)の診療案内もご覧ください。



6. ビタミンDの補い方

「では、どう補えばいいの?」という疑問には、まず日光と食事という自然な方法があります。


日光を上手に取り入れる

ビタミンDは、適度に日光を浴びることで体内でつくられます。季節や地域によりますが、日中に手や顔を数十分ほど外気にさらす程度でも役立つとされます。もちろん、片頭痛の方は強い光がつらいこともありますので、日陰や朝夕の時間帯を選ぶなど、無理のない範囲で十分です。


食事から補う

ビタミンDを多く含む食品には、次のようなものがあります。

  • 魚類(さけ、さんま、いわし など)
  • きのこ類(きくらげ、干ししいたけ など)
  • 卵黄

まずは日々の食事と生活のなかで、これらを意識することが基本になります。頭痛の方向けの食事の工夫は、頭痛に効く食べ物の記事でもまとめています。



7. サプリで補うときの注意点

食事や日光で足りないぶんを、サプリメントで補うことを考える方もいらっしゃると思います。ただ、ここで最も大切にしていただきたいのが「やみくもに増やさない」という点です。

「自己判断の高用量」と「医師のもとでの補充」は分けて考える

ビタミンDは体にたまりやすい栄養素です。ご自身の判断でサプリを使う場合は、成人で1日100μg(4,000IU)が耐容上限量とされ、これ以上を自己流で続けるのは控えるのが目安です。一方で、不足・欠乏がはっきりしている方には、医師の判断のもとで、これより多い量(欧米のガイドラインでは1日10,000IUまでが治療上の安全域とされています)を一定期間用いることもあります(Holick et al. 2011)。実際に問題となる過剰症は、血中濃度が極端に高くなるほどの摂取――おおむね1日1万IUを超える長期の大量摂取――で「高カルシウム血症」(吐き気・多尿・のどの渇き・腎臓の負担など)として起こります。つまり大切なのは、自己流で高用量を続けないこと、そして必要な量は医師に相談して決めることです。利尿薬などを服用中の方は、なおさら自己判断での増量は控えてください。

不足していれば補う意味はありますが、足りている人がさらに足しても意味は乏しく、むしろ過剰のリスクだけが増えます。「不足も過剰も、測らなければ分からない」――だからこそ、サプリを始める前に、いちど血中ビタミンD(25(OH)D)を確認しておくと安心です。

ビタミンDをサプリで補うなら、成分量(IU)がはっきり分かる、医療機関向けの品質のものを選ぶと安心です。当院では、医師の判断のもとで使える医療機関専売のビタミンD製品(D5000 ミセルなど)や、ご自宅からオンラインで選べるMSSオーダーメイドサプリの購入方法(来院なし)をご用意しています。どのくらい補えばよいかは一人ひとり違いますので、迷うときは栄養面もあわせてお気軽にご相談ください。



8. 他の予防栄養素との使い分け

片頭痛の予防にかかわる栄養素は、ビタミンDだけではありません。むしろ、研究の裏付けという点では、ビタミンDより一歩進んでいるものもあります。日本の診療ガイドライン(日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 2021)でも、マグネシウム・ビタミンB2・コエンザイムQ10が予防の補助として取り上げられています(いずれも弱い推奨で、エビデンスの確実性は高くないと位置づけられています)。整理すると、次のようになります。

栄養素 予防エビデンスの位置づけ
リボフラビン(ビタミンB2) 比較的しっかり(予防ガイドラインで有効性が示唆されている)
マグネシウム 比較的しっかり(同様に有効性が示唆されている)
コエンザイムQ10 中程度(「有効な可能性」)
ビタミンD 研究段階(予防サプリとしての確立した位置づけはこれから)

とくにビタミンB2(リボフラビン)は、片頭痛の予防にはたらく可能性が古くから検討されてきた栄養素です。コエンザイムQ10については、セロトニンとコエンザイムQ10の記事でも解説しています。つまり、予防をめざして栄養から整えるなら、まずはビタミンB2やマグネシウムが土台になり、ビタミンDは「不足があれば補う」という位置づけが、現時点では現実的です。

なお、かつて米国の2012年のガイドライン(Holland et al. 2012)でもビタミンB2やマグネシウムは有効性が評価されていましたが、このガイドラインは2015年に撤回されており、位置づけは新しいガイドラインで確認する必要があります。栄養素それぞれの詳しい話は、片頭痛予防とマグネシウム・栄養素のまとめ記事で解説していますので、あわせてどうぞ。



9. よくある質問

Q. ビタミンDや片頭痛は、何科に相談すればいいですか?

頭痛を専門的に診る脳神経外科・脳神経内科などが目安です。当院では頭痛の診療のなかで、ビタミンDや栄養面のこともあわせてご相談いただけます。

Q. 片頭痛と一緒にめまいもあります。ビタミンD不足のせいでしょうか?

ビタミンD不足だけが原因とは限りません。片頭痛にはめまいを伴うタイプもあり、他の原因が隠れていることもあります。自己判断で決めつけず、一度ご相談いただくと安心です。

Q. ビタミンDサプリは、どう選べばいいですか?

まずは自分に不足があるかを確認するのが先決です。そのうえで、含有量(IU)がはっきり分かる製品を選びましょう。自己判断で使う場合は1日4,000IUが目安の上限ですが、不足がある方は医師の判断でより多い量を使うこともあります。お薬を服用中の方は、事前にご相談ください。

Q. ビタミンDを補うと、どのくらいで片頭痛は変わりますか?

試験では12週間ほど続けて発作回数の変化をみたものがあります。効果には個人差があり、とくに不足している方で見られやすい傾向です。「飲めば必ず・すぐ効く」というものではない点はご理解ください。



10. まとめ

  1. 片頭痛の方はビタミンDが低い例が多く、慢性化との関連や、遺伝子を使った研究での因果の手がかりも報告されています。
  2. 補充で発作回数が減る可能性はありますが、効果は主に不足例で見られ、「治す・予防できる」と確立したわけではありません。
  3. 予防を栄養から整えるなら、まずはビタミンB2やマグネシウムが土台。ビタミンDは「不足があれば補う」位置づけです。
  4. 高用量の自己判断は過剰摂取のリスク。補うなら成分量の分かる医療機関品質のサプリを選び、心配なことは医師に相談することが、確かな第一歩です。

「体質だから」と、ひとりで我慢し続ける必要はありません。片頭痛は、生活の工夫・栄養・お薬を組み合わせて、うまく付き合っていける症状です。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。



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重要:本記事の位置づけ(医療情報として)

  • 本記事は、研究報告や公的資料に基づく「一般的な医療情報」です。
  • 特定の治療やサプリメントを推奨・保証するものではありません。効果や必要量には個人差があります。
  • 実際の治療は、症状・既往歴・併用薬などを踏まえて医師が判断します。
この記事を書いた先生のプロフィール

医師・医学博士【脳神経外科専門医・頭痛専門医 ほか】
脳外科医として関西医大で14年間勤務。大学時代は、脳腫瘍や脳卒中の手術治療や研究を精力的に行ってきました。脳卒中予防に重点をおいた内科管理や全身管理を得意としています。
脳の病気は、目が見えにくい、頭が重たい、めまい、物忘れなど些細な症状だと思っていても重篤な病気が潜んでいる可能性があります。
即日MRI診断で手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、ただの頭痛ではなく脳の病気であり治療が必要です。メタ認知で治す頭痛治療をモットーに頭痛からの卒業を目指しています。
院長の私自身も頭痛持ちですが、生活環境の整備やCGRP製剤による治療により克服し、毎日頭痛外来で100人以上の頭痛患者さんの診療を行っています。我慢しないでその頭痛一緒に治療しましょう。

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参考文献

  1. 日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 2021, 頭痛の診療ガイドライン2021, 医学書院, 東京.
  2. Ghorbani, Z, Togha, M, Rafiee, P, Ahmadi, ZS, Rasekh Magham, R, Djalali, M, Shahemi, S, Martami, F, Zareei, M, Razeghi Jahromi, S, Ariyanfar, S & Mahmoudi, M 2020, ‘Vitamin D3 might improve headache characteristics and protect against inflammation in migraine: a randomized clinical trial’, Neurological Sciences, vol. 41, no. 5, pp. 1183-1192, DOI 10.1007/s10072-019-04220-8, viewed 1 July 2026, <https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31897949/>.
  3. Holick, MF, Binkley, NC, Bischoff-Ferrari, HA, Gordon, CM, Hanley, DA, Heaney, RP, Murad, MH & Weaver, CM 2011, ‘Evaluation, treatment, and prevention of vitamin D deficiency: an Endocrine Society clinical practice guideline’, Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, vol. 96, no. 7, pp. 1911-1930, DOI 10.1210/jc.2011-0385, viewed 1 July 2026, <https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21646368/>.
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