シプロヘプタジン(ペリアクチン)の効果・特徴

 

シプロヘプタジン(商品名:ペリアクチン)は、抗ヒスタミン作用に加え、抗セロトニン作用を持つアレルギー治療薬です。この薬は、抗セロトニン作用によって脳血管の収縮を抑制し、片頭痛発作の頻度を減少させる効果があります。

 

片頭痛は、セロトニンが過剰に放出されることによって脳血管が一時的に収縮し、その後反動で拡張することで発生します。この過程により、三叉神経や血管周囲で炎症が生じ、頭痛が引き起こされます。

 

シプロヘプタジンは、頭痛発作時におけるセロトニンの過剰な作用を抑制することで、頭痛の予防効果が期待されています。

 

 

海外での小児片頭痛に対する臨床試験

海外の研究では、30人の小児片頭痛患者にシプロヘプタジンを発作予防薬として投与した結果、83%の患者に何らかの症状改善が見られました。頭痛の回数は、平均で8.4回/月から3.7回/月まで減少したことが報告されています(Headache. 2004;44(3):230-7.)。

 

 

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この記事を書いた先生のプロフィール

医師・医学博士【脳神経外科専門医・頭痛専門医 ほか】
脳外科医として関西医大で14年間勤務。大学時代は、脳腫瘍や脳卒中の手術治療や研究を精力的に行ってきました。脳卒中予防に重点をおいた内科管理や全身管理を得意としています。
脳の病気は、目が見えにくい、頭が重たい、めまい、物忘れなど些細な症状だと思っていても重篤な病気が潜んでいる可能性があります。
即日MRI診断で手遅れになる前にスムーズな病診連携を行っています。MRIで異常がない頭痛であっても、ただの頭痛ではなく脳の病気であり治療が必要です。メタ認知で治す頭痛治療をモットーに頭痛からの卒業を目指しています。
院長の私自身も頭痛持ちですが、生活環境の整備やCGRP製剤による治療により克服し、毎日頭痛外来で100人以上の頭痛患者さんの診療を行っています。我慢しないでその頭痛一緒に治療しましょう。

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